手技療法

 手による治療法として、治療者による運動療法、あんま、指圧、マッサージなどを必要に応じて、時には組み合わせて治療します。

 鍼治療が怖い、鍼灸治療に抵抗があるという方も、手技療法で手の温もりを感じつつ治療が受けられます。

 

 これらの手技療法は治療のみならず、リラクゼーション効果も高く、日ごろから生活に取り入れることで疾病の治癒だけでなく、疾病の予防が期待できます。

 こうした病気の発症前に食い止めることを東洋医学では「未病治」と言い、日々の養生とともに大切なことです。

 

運動療法

 「治療室 こすもす」の運動療法の特徴として、関節包内運動により関節の滑りを良くし、関節の機能の改善をはかり、痛みの軽減や関節可動域の改善をします。

 人によっては「気持ちいい」と表現されるほど、無理のない動きの中で症状の改善が望めます。

あん摩

 あん摩は筋肉を対象にし、筋肉の硬結を取り除き、筋組織の循環を良くし、新陳代謝を盛んにして機能を良くします。

また、目的に従って他の手技を組み合わせて、生体の機能調節をします。

指圧

 指圧は生体に現れる反応点を対象にして、圧を加えることで神経・筋の機能の調節をします。それにより生体に備わっている自然治癒力の働きを促進し、疲労素を取り除き、健康を増進させます。

マッサージ

 マッサージは皮膚に直接オイルなどの滑剤を用いて、主に循環系を対象に施術し、血液・リンパの還流を促します。循環が良くなると新陳代謝が盛んになり、組織の栄養が高まり機能が改善し、抵抗力が強まります。

 ことにむくみの改善にはマッサージが有効です。